おねんね

初めまして。私は当オークションの支配人。 ここではオークショニアが丹精込めて調教した人形を買う人を人形師と呼び、好きな人形を買うことが可能だ。 1つ、人形は人間のことを指す 2つ、オークショニアが世話できる人形は1度につき1人まで 3つ、人形師は多頭飼いが可能 好きな人形を手に入れる。これ以上の幸せがあるかい？ 「嗚呼、これは陶酔なのです」

深夜のノリ

2✘‎✘‎✘‎年。どこかの世界から“吸血鬼”が現れた。 満月の夜のみ現れる吸血鬼の1番の好物は“シスター”だ。 シスターは吸血鬼に対抗できる唯一の人間。 吸血鬼がシスターを喰らうことを“甘美の喫”(かんびのきつ)、シスターは銀の武器で吸血鬼を倒すことを“聖の儀”(ひじりのぎ)という。 この派閥争いは、残念なことにまだ始まったばかり。 ……ただ、一つだけ吸血鬼を人間に戻す方法がある。 それはシスターの口付けだ。これを行うことにより吸血鬼は人間となれる。 2種類の派閥が織り成す物語を、どうぞお楽しみください。

この学園は、入学試験の結果において入学試験の成績により、上位の者はリードと鍵を所有する鍵持人(かぎもちびと)、下位の者は首輪をつけられる鍵待人(かぎまちびと)の2つに分類される。 鍵持人は好きな鍵待人の首輪にリードをつけることで自分のものにできる。良くいえばある種での大切な人。悪くいえば都合のいいマリオネットだ。 鍵持人の鍵は、リードを通した鍵待人と相思相愛になった時、首輪を解くために使う。人はこれを【鍵開けの契】と呼ぶ。 そんな2種類の人間が送る学園生活を、どうぞお楽しみください。 ※性別は自由です