私が逝く時 2

学生の頃、友人と遠足に行く日に限って突然の嵐。電車が止まり、帰り道が遮断されたため、夜遅くまで野宿することになった。寒さに震えながら過ごした長い夜だった。

大学生の時、試験前日に大切なノートを紛失。ノートの内容は一生懸命まとめたもので、再度作り直すのは不可能。絶望と焦りが同時に訪れ、試験も自信を失ってしまった。

入社して間も無く、新入社員の私は列車に乗り遅れ、遅刻してしまった。上司から厳しい目で見られ、不安と緊張に押しつぶされた一日だった。

若干オーバーな自転車のスピードで坂道を下っていた時、制御を失い転倒。痛みとともに現実に戻り、損傷した車や自分の負傷を目の当たりにした。

旅行に行く日、空港で搭乗便の遅延発表が。「キャンセルの可能性もある」というアナウンスに絶望し、予定立て直しや興味津々だった目的地で過ごす時間を失った。

バイト先でのミスが発覚し、多くのお客様に迷惑をかけてしまった。謝罪の言葉で溢れる中、自分自身を責め続ける日々が続いた。

楽しみにしていたコンサートの日、風邪をひいてしまった。ライブの熱気を想像ながら床に伏せる自分を情けなく思い、涙が止まらなかった。

大好きなペットが突然亡くなった。別れの痛みや喪失感に直面し、心が塞がった日々が続いた。

大切なデータを保存していたパソコンが突然クラッシュ。復旧の見込みがなく、仕事や思い出が失われた永遠の瞬間だった。

デートの日、雨が降り始めた。せっかくの予定も水に流れ、道端で濡れながら待ち続けることになった。

乗換駅で出口に向かっていたら、自分の財布を落としてしまったことに気付いた。財布には大切なアイテムが入っていて、失った物だけでなく安心感も失った。

仲の良い友人に浮気された。信じていた人の裏切りに耐えきれず、心が傷ついた。

夢に向かって頑張っていた就活中、大事な面接で口ごもりまくってしまった。自己アピールの機会を逃し、内なる不安と自己嫌悪に苦しんだ。

長い時間かけて計画した旅行で、飛行機が事故に遭遇。奇跡的に助かったが、貴重な荷物を失い運命の残酷さに呆然とした。

会社が突然閉鎖となり、呆然としてしまった。就職するも希望の職にはかなわず、パワハラなど辛い環境の中、涙を堪えて仕事を続けていたが、結果精神を患ってしまった。